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ルクセンブルクの特徴と日本との違い

ルクセンブルクのデータ

面積2,586 km²
→神奈川県(2415 km²)よりやや広い程度

人口およそ53万人

一人当たりのGDP世界1位
http://megalodon.jp/2014-0619-1030-25/ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html

一人当たりの購買力平価GDPも世界2位
http://megalodon.jp/2014-0619-1033-30/ecodb.net/ranking/imf_ppppc.html

 

総人口における移民の割合が42.1%
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140519-00000004-pseven-int

移民の内訳
http://www.luxembourg.public.lu/catalogue/generalites/tout-savoir/Tout-savoir-2012-JP.pdf

外国人居住者は22万9,900人で、全人口の43.8%を占めています。
そのうち約86%は27のEU加盟国の出身です。特に大きな存在となっているのは、ポルトガル(37%)、フランス(14%)、イタリア(8%)、ベルギー(8%)のコミュニティですが、ルクセンブルクに居住する人の国籍は、実に160ヵ国以上にのぼります。

 

まずルクセンブルクの特徴について調べると

1.地理的な条件

→近隣にドイツとフランスという経済大国があり、しかも陸続き
→地理的に欧州の中心に位置しており、物流の要所である
→道路・空路の交通網の整備されている

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ドイツのフランクフルト空港からルクセンブルクまで3時間弱

ルクセンブルクからフランス


2.主要な言語がドイツ語とフランス語

ルクセンブルク基礎データ | 外務省

→欧州の主要な言語が通じる環境
→フランス人やドイツ人の労働者が働きやすい環境が整っている
→法令などの公文書には主にフランス語が使われている

 

3.就労者の約 43%が隣国からの通勤者

JETRO~欧州諸国の成長モデルを探る

http://www.jetro.go.jp/jfile/report/05001614/05001614_001_BUP_0.pdf

ル クセンブルクの労働人口 31 万 1,681 人のうち、約 43%に当たる 13 万 2,744 人が隣国であるフランス、ベルギー、ドイツから通勤する「コミューター」と呼ばれる人々である。1 人当たり GDPGDP 総額を国の人口数で割るため、このコミューターの数は分母に含まれていない。越境労働者が総労働力の大きな割合を占めていることもルクセンブルクの 1 人当たり GDP が極めて高額である大きな理由となっている。

 

 4.諸外国から多くの移民を受け入れている伝統
ルクセンブルクにおける外国人比率

5.軽い税負担による国外企業の誘致
→上記の地理的条件や言語環境が良好なことを活かし、税負担を軽くし国外企業の誘致に成功
→結果、外国資本から大規模な投資が行われている

6.金融セクターに特化
→金融サービス業をはじめとする第三次産業GDPの約80%を占める
→金融セクターは(およそ30万人の労働人口に対して)7万人近い雇用を生み出し続けており、労働人口全体のおよそ5分の1を構成していることになる。これは失業率を低く抑えることにも貢献している

 

日本もTPP、法人税減税、外国人労働者の受け入れ拡大とルクセンブルクのような国を目指す政策を提言ないし実行しているが、日本とルクセンブルクでは様々な条件が異なる。

1.国土条件が異なる
→日本は海に囲まれており、隣国から就労者などあり得ない

2.主要言語は日本語のみである
→したがって外国からの労働者は必然的に日本語を覚えなければならない

3.移民を受け入れる伝統・歴史的経験が皆無

 


人口50万人弱という弱点を補うため、積極的に国をオープンにし、EUの制度をうまく利用し成功してきたのがルクセンブルクだが、それをそのまま日本に当て嵌めるのはいくら何でも無理があると言わざるを得ない。