日銀の金融緩和に対するわかりやすい解説


メモがてら。

 

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詳しくは動画を見てもらえればと思うが、要するに国債の買い入れ方法を変えましたと。でも、それで2%の物価上昇率の達成、デフレ脱却できるのかは、実証もされてないし裏付けもない。したがって、市場は失望という流れ。

 

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ついでに、爆買いは失速。まあ、これは中国の景気が失速したら落ちてくるのは当然で、そんなものは持続可能であるはずがない。

 

人より努力すれば成功する論

www.landerblue.co.jp

こういうペテン師みたいなことをいう人が未だにいるんだねえ。

面倒だから、要点だけ。

第一に、はてブのコメントにもあるが、税率の比較に使っている1999年は最高税率が37%と今の55%より確かに低い。が、それ以前は65%。あるいは昭和62年以前は78%と今よりも高い税率だった。

出典:所得税の税率構造の推移

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/035.htm

 

第二に、歴史的に見て日本の最高所得税率だけが高かったかというとそんなことはない。例えば、戦後のアメリカやイギリスの最高所得税率は80%を超えていた。

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出典:ピケティ『21世紀の資本』オンラインページ

 

第三に、「高所得者は人より努力した」とあるが、では成功できなかった人間は努力を怠っていたのだろうか?成功した人間が努力していて、失敗した人間は努力をしてないなどというのはただの結果論に過ぎない。

さらにこの手の考えの根底には、なまじ自分が成功してしまったため、努力さえすれば人は必ず成功するという幻想がある。

では聞くが、野球大好きな少年が努力さえすれば、イチローのようにメジャーリーグで活躍できるのだろうか?

努力さえ怠らなければ、ユニクロの柳井やソフトバンク孫正義のようになれるのだろうか?

そんなわけがない。

 

以前、紹介したケンブリッジ大学のハジュン・チャンが言うように、たしかに人は自分の行動に責任があるし、自分が成功できなかったことを社会的、経済的な外部環境のせいだけにすることはできない。

しかし、人はなにもないところに生まれ落ちるわけではないのだ。生まれ育つ社会的・経済的環境によって、例えば、教育などは大きく左右されるし、環境のせいで、試みる前にあきらめなければならないことだってある。

 

かの有名ウォーレン・バフェットはこのように言っている。

基本的に米国の富裕層は──おそらく英国も同じでしょうが――バングラディシュのような国だったら成功を収めていないでしょう。

彼らは自ら稼いだと思っているようですが、社会の助けが大きいのです。

もし社会で裕福になるチャンスを得たのなら、相応の課税制度があるべきですし、稼いだお金の多くは、人生で貧乏くじを引いてしまった人たちに向けて還元されるべきだと考えるのが、正しいと思います。

「そんなことはない!私は社会の助けなど一切借りずに成功したんだ!」ともし、言うのであれば、シリアかどこかで起業して成功してみればどうだろうか。

まあ、それすら日本の教育を受けた恩恵があるわけだから、完全に社会の助けを得ていない、とはならならないが。

 

保育所と騒音問題

ひるおび!でちょっとやってたので、メモがてら思ったことをつらつらと。放送の概要は下記リンクと似たようなものなので、これを読めば把握できると思う。

保育所は迷惑施設か<上>福岡県古賀市の新設保育所の場合 反対運動で高さ3メートルの防音壁 - 西日本新聞

老人の問題ではない

まず、この問題はなぜかすぐに「老人の寛容性がなくなった」とか、「老害」とか、老人に問題が転嫁されがちだが、全く異なる。老人だろうが、老人でなかろうがうるさいものはうるさいからだ。

昼間に家にいることが多いのが高齢者ということであって、仕事のシフトで休みが平日だったり、夜勤者だったりすれば若者でも反対するだろう。老人がどうこうというのは、論点のすり替えでしかない。

どの程度の実害があるのか?

では、一体どのくらいうるさいのか?下記リンクでは実際に幼稚園の近隣に住んだ人がレポートしてくれている。

「保育園の隣に住むのは発狂レベルの騒音だった」という話 | sanmarie*com

抜粋するとこんな感じだ。

平日の幼稚園。

「うるさい」なんてもんじゃない。

ほんっとに発狂レベルでした。

朝は午前八時前から教室の窓全開でキッズ音楽の大放送。

子供が登園する頃には ドォォォォォォン と、子供が高い所から飛び降りる音。

ギャーーーッ、ウェェーーーーーーン。

泣き声や叫び声も半端ないです。

10時になれば、先生のピアノに合わせて大合唱。

その次は、ダンス。

私の部屋はフローリングでしたから、ローソファーに座っていても地響きのような振動が伝わってくる。

そして、ようやく園児が帰ったと思ったら、今度はママさんコーラス!

それも夜九時頃まで、窓全開で、ピアノ演奏に合唱。

二ヶ月ぐらい我慢してましたけど、三ヶ月目に耐えきれず、引っ越しました。

窓を閉め切っても、「ドォォォォン」「キャハハハーーーーーッ」「ドレミファソラシドォ~~」。

春のお天気日和、こちらも窓を開けて風を入れたいのに、あまりのうるささに窓が開けられない。

夜ぐらい、ゆっくりご飯を食べたくても「ドレミファソラシドォォォォォ~」。

食欲も失せますよ。

 これだけでも察してあまりある。この人は転居して個人レベルとしては問題解決したが、持ち家など転居できない場合もあるため、「転居すれば良い」は1つの手段ではあるが、もちろん抜本的な解決策にはならない。

ちなみに私の家の近隣にも歩いて5分ほどのところに小学校がある。子供の声は聞こえないが、チャイムは聞こえるし、運動会の時なども確かにちょっとうるさい。ただ、私の場合はそのチャイムと運動会ぐらいで、チャイムがひっきりなしに鳴り続けるわけではないし、運動会も年に1回だけなので特に問題とは感じていない。しかし、あれが年中、しかももっと距離が近かったとしたらやはり迷惑だと感じてしまうだろう。

子供だから騒音はOK?

それとこの問題のもう1つの論点のすり替えの代表例は「子供なんだから良いじゃないか」という論調。いや、子供だから良いとか悪いとかそういう問題ではないのだ。「騒音」が問題なのである。それが「騒音」である限り、「騒音」の原因がなんであれ、うるさいものはうるさいのだ。子供だからうるさくないとか、子供なんだから許されるとかそういう次元の話ではないのだ。

実際、上記のリンク先の筆者も次のように述べている。

「子供にやさしくない」と批判する人もありますが、だったら幼稚園の真向かいや真隣に住んでみて下さい。きっと三ヶ月で嫌になると思います。

「子供がかわいそう」というなら、心拍上昇や不眠、吐き気などに悩まされている住民の苦痛はどうなるのか。

近隣住民にも静かに暮らす権利があるのです。 

 解決策

この問題の解決策はシンプルで、 騒音のレベルを客観的に計測し、一般的に工場などに課している基準に照らし合わせて、然るべき配慮をする、ということだ。

地域で協力していくことや挨拶、根回しなどももちろん重要だと思う。しかし、夜勤やら平日休みやらで多様化したライフスタイルの住民がいる現代の社会では、それだけでは解決にはならないのではないか。

やはり、根本的には騒音を然るべき基準に抑えるということが重要だろう。

 

参考資料

http://b.hatena.ne.jp/entry/sanmarie.me/souon

保育所作りたくても… 住民が騒音など懸念、延期相次ぐ:朝日新聞デジタル

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASH3W76FKH3WUTIL04M.html

話せばわかる?園の「騒音」 ジャーナルM - MOM’S STAND(エムスタ):朝日新聞デジタル

保育所は迷惑施設か<下>福岡市博多区の「隅田保育園」 寄り添い 築いた 信頼関係 - 西日本新聞

【騒音問題】保育園の建設に反対しているのは「老害」ではない - Togetterまとめ

東京都、「子どもの声」を騒音規制の対象外へ 保育園等の近隣住民から訴訟相次ぐ | ビジネスジャーナル