所得の累進課税を強化すると、経済全体が萎縮する?
『21世紀の資本』ピケティ教授が提唱「金持ちの財産にもっと課税せよ」 もし日本で実現したら、を考える 原田泰×田中秀臣 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
この中で原田泰センセはこう述べている
所得の累進課税を強化すると、労働意欲や起業意欲が衰えて、経済全体が委縮する
こういうことをよく言う人がいるが、ピケティはこれを思いっきり否定してるのでは?
例えば、日本の高度成長期は、1954年(昭和29年)12月から1973年(昭和48年)11月までの19年間だが*1、その間の最高所得税率は、ほとんどの期間で75%だった。
また、フランスでも、栄光の30年間と呼ばれる高度成長期が、第二次世界大戦後から1973年まで起きたとされるが、その間の最高所得税率は概ね60~65%である。
原田センセ、本当に21世紀の資本をお読みになられたんですか?